2016年9月16日金曜日

夜遅くに子どもが居酒屋にいることは悪いことなのか考えてみた

私たちがマレーシアに住み始めて2年が経ち、家族で行くお気に入りの場所がたくさんできた。

観光客も多い地域に住んでいるので、ちょっとした良い雰囲気のテラスバーなどがたくさんある。

夜、外食に行った帰りに、その数あるバーの中の一つに寄るときがある。
子どもたちはアイスクリームとジュースを、私は生ビールを頼む。
スタッフが満面の笑みで挨拶し、私たちの席に注文した品を運んでくれる。
お会計は全部で30リンギット(800円くらい)以下。

とてもご機嫌なまま家族でタクシーで帰り、みんなで歯磨きして眠りにつく。

タオ家の月に一度の特別な贅沢である。


私がビール一杯ほどではまったく酔わないのと、治安がかなり良いエリアでしかも知っている顔がたくさん見られるから、安心してこういうことが出来る。

このあたりは22時や23時になってもモールで子ども連れの家族がたくさん歩いている。

それはある意味、社会に対する信頼でもあると感じる。


もし私が日本で同じことをしたらどうだったろう?」と、ふと考えた。

「子どもを1人で夜連れ歩くなんて」は言われただろう。
「しかもお酒を飲むなんて」も言われそう。
「貧困とか言ってるのに贅沢してる」もありそうだな。

ましてやここマレーシアでの行動となったら、
「外国でそういうことするなんて不用心!なんかあった時に責任取れるの?」

これも言われそうだ。
これは近所のマレーシア人のおばちゃんにも言われそうだが…
まぁおばちゃんは私の母親的立ち位置なので別にいいw


さて。

紹介はしないけど、今日Twitterであるツイートを見かけたことがきっかけで、私はこの記事を書くに至った。


「夜22時の居酒屋で子連れの母親に喫煙を注意された」というような内容のツイートだった。

万単位でリツイートされていた。

それに加えて、

「夜22時に子どもを連れて飲み歩いてる方がおかしい」
「居酒屋なのに喫煙者を注意する方がおかしい」

そういったリプライ(エアリプ含め)が多数ついていた。


まあほぼ全部正論だなぁと思った。

私は昔居酒屋で働いていたこともあり、「うん、居酒屋で喫煙を注意されるとはまさか夢にも思わなかったでしょうね」とも思った。


なんだけど…

本題からそれるんだけど、

「日本とマレーシアの状況、社会としてどっちが私にとって居心地がいいかといったらマレーシアの方だなぁ…」


そんな確信が、私の中でますます強まった。


前述の通り、このあたりでは22時過ぎても家族連れがショッピングモールなどをよく歩いている。

家族規範が強いこともあり、母親と子どもだけで夜行動するということも滅多にない。
(パッと見回してもうちくらい)
あったとしても、親戚や友人たちと大勢で食事に行っている。

そして「子どもが行けないような飲食店」があまりない。
あるとしたら、ナイトクラブとかホテルのバーくらいだと思う。


何が言いたいかというと。

先のツイートのような居酒屋で22時過ぎて子どもを連れた母親が〜みたいなこと、そもそもこちらでは起こりようがないのだ。


そもそも誰も隣のテーブルのことにいちいち目くじら立てない。
他人の子どもが何時にどこにいようといちいち咎めたりしない。
喫煙者にもいちいち注意したりすることもない。(そもそも屋内の飲食店では喫煙しないし、灰皿を置いてある飲食店は屋外かバーくらい)


なんて快適なんだ!

男女も老若もなく、みんながいるのが「普通」の社会。
誰もいちいち干渉したりしない。

(宗教的な規範からどの民族がどの店に行きやすいとかはあるけど)


「子どもが街中にいることが普通」な社会が、こんなに健全で暮らしやすいとは日本にいた時私は気がつかなかった。

だからこそ、私は子どもをここで育てたいと思うのだ。


勿論、子どものうちに夜更かしが習慣付くのは良いことではないと思うけど。

「いちいちあれがダメこれもダメと言い合ってる日本語社会、全然ハッピーじゃないし、可能性をまったく感じないな…」

ということを悲しみとともに改めて思った。


日本がどう変化していくのが良いかなんて、今更私には皆目見当がつかないけど

「もー少し余分なルールを取っ払った方が幸せにやっていける人が増える気がするなぁ」
とは思ったりする。

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