2016年9月13日火曜日

自閉症児ひーちゃんをマレーシア人はどう見ているか

人目をとっても気にする日本人。
実際、私自身もかなりの気にしいです。

日本にいる時私は、ひーちゃんの一挙一動人からどういう風に見られるだろうかと、正直かなり気にしていました。

スーパーやショッピングモールで、急に走り出したりジャンプしたりぐるぐる回ったりするたびに、大げさでなく私は気が狂いそうでしたね。

「うわあー!!ひーちゃんやめてーっ!」
…などと叫びそうになったことは星の数ほど…

なんか今となっては懐かしいですよ。


さてさて、マレーシアに来てから、そういった私の「人目が気になる」症候群は劇的に改善されました。

多分ですがマレーシア人の、

「他民族には干渉しない」
「子どもにはみんなで温かい眼差しを注ぐ」

スタンスに大いに救われているんだろうなぁと感じます。


同じコンドミニアムの中華系のおばちゃんなんかはけっこうグイグイきてくれますけどw、それでも不快にならない程度の心地よいあったかい距離感です。

次女が走り回っていても温かく見守りつつ、おやつくれつつw、ダメなことをしようとした時は叱ってくれたりする。

ほんと感謝としか言いようがないです。


そして日本に住んでいた頃は、外出する時かなり緊張してたんですけど、今はかなりテキトーです。

テキトーすぎて自分でもどうかと思うくらい…

勿論最低限のルールやモラルは守ってますけど、この上なくリラックスして外を闊歩しています。


次女はぱっと見であまり自閉症児だと分からないみたいなんですが(マレーシア人の友人知人いわく)、自閉症児と知ってる人たちも良い感じに「ほっておいてくれる」のが、私にはとても心地よく感じられます。

でも必要な情報とか助けはさりげなーくくれたりする。

すごいなぁ、私もその能力ほしい。
なんて思いますねw


在住の日本人の友人もみんな、すごくフラットに次女に接してくれてるし…

しつこいくらい言うんですけど、なんかやっぱりここに来てよかったな、幸せだなとよく思います。


勿論のこと、ここマレーシアでも自閉症スペクトラムの診断を受けている人は老若男女いらっしゃいます。

自閉症児を持つマレーシア人の親御さんたちもやはり私と同じように悩んでいますし、子どもの将来を不安に思っています。

だけど、マレーシア人は家族親戚地域のコミュニティで助けあって何とかしていくんじゃないかな、という気がしてます。


例えば、自閉症でなくても、日本とマレーシアでも何らかの特性や障碍を持つ人の社会の位置づけ(弱者とされていること)自体はそんなに変わらないんですが、そもそも社会のあり方や前提が違うんですね。

例えば日本で言う「一般」というようなぼんやりした概念は、マレーシアにはありません。

また、特性や障碍をもった人たちを社会から排除するのではなく、「誰かのサポートが必要な存在」であり「当たり前に『いる』存在」という認識を、心の片隅にたくさんの人がもっています。

変に美化する訳ではないのですが、どういうことを「そういうもの」だと人々が認めているかで、社会のあり方は大きく変わってくると思うのです。


正直に言いますと、私は日本で次女を育てている時に感じていたことは、

【何かしらの特性をもっている=社会では邪魔になる、特化した能力がある人のみ認められる】

そんなプレッシャーでした。

そして自分も、そういう価値観を内面化していました。


日本人全員がそう思っている訳ではないことは勿論承知の上ですが、実際の私の生活は毎日そんなプレッシャーにさらされていました。

少しずつ神経がすり減っていき、本当に気が狂いそうでした。


それが劇的に楽になったのは、多様性を受容して絶妙なバランスで色々な人たちが共に生きるマレーシアで暮らしているからです。

それはまぎれもない事実であり、やっぱり色々な人がいる社会の方が住みやすいなと改めてそう思います。



【追記】

日本でも自閉症児のサポートや療育など手厚い地域はあるようですね。

今の私がまだまだ情報不足なため、何も情報提供はできませんが…
この場でも、色々共有していけたらいいなと思っています。

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